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  跡は静寂に包まれる。


  僕に、涙と傷の痕を残す。



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蝉の声が忙しなく響き、より一層暑さを際立たせている。
公園のベンチに腰掛け、ペットボトルのミネラルウォーターに口をつけた。
冷たさを失った液体がとろんと喉を通っていく。
一息に飲み干し乾きを潤すと、大きく息を吐いた。
内部の水分は汗に変わり、額を濡らす。
太陽はビルの隙間に吸い込まれそうになっている。
今まさに消えかかっているこの瞬間が好きだ。
赤い光が頬を撫で、僕は太陽の眠りを見送る。
まだ眠らせない。
立ち上がり、川沿いを歩く。風が吹くと野草が夏の香りを運ぶ。
まだ眠らせない。
橋を渡りながら振り返る。薄闇が空を包み始めている。
手すりに当たる光が幾何学の影をつくり、それは美術品のような造形だった。
正面に太陽。
橋の先にある欠片ほどの姿を、僕は追いかける。




07/31|写真コメント(2)トラックバック(0)TOP↑




母体の揺りかごの中で
穏やかにその時を待つ

  発光

生まれる文字達は連なり、言葉へと変化を遂げる



スプーンですくう<液体>
ここへ注げ
穴の空いた脳を満たしていく


くっつき、
離れ、
elementがmoleculeへ
inorganicからorganicに
自由に泳ぐ



彼方を指差し
あなたは笑う
You know what I mean.

そして私は笑う



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可憐なポワント
踊って
回って
un deux trois・・・



綿菓子のようなチュチュが
光を受けて柔らかく弾む


まるで彫刻のようなアラベスク
指先から甘い香気
とろける動きは息をのむほどに美しい



愛のグラン・パ・ド・ドゥ
優雅に男女は時を紡ぐよ


回って
永遠に続くフェッテ
tourne






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卓越なる声

鼓膜を振るわす”音”は
もはや”音”ならず


テレパシィ
精神はここにあり



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プロフィール

まあこ

Author:まあこ


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歌人:加藤聡明
写真家:高須清光、グレゴリー・コルベール
版画家:駒井哲郎
画家:ギュスターヴ・モロー
イラストレーター:天野喜孝、立本倫子、酒井駒子
ピアニスト:田部京子
曲:ボレロ、白鳥の湖
歌手:BUCK-TICK
作家:高村薫


<最近のハマりもの>
温泉

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